そこのみにて光輝く

2014年に公開。監督は呉美保、主演は綾野剛。R15+。英題はTHE LIGHT SHINES ONLY THERE。原作は佐藤泰志による『海炭市叙景』(2010年公開、熊切和嘉監督)、『オーバー・フェンス』(2016年公開予定、山下敦弘監督)とともに「函館3部作」と位置づけられる。

そこのみにて光輝く 通常版DVD

なんですかね、心を動かされるものって不遇の境地からだっせられたり、恋が実ったり、人が死んだり、救いのない状況が続いて結局救いがなくて地下から抜け出せないやるせない状況を見せられたときに感じると思うけれど今回の作品もそれに近い感じを受けた。負のループから抜け出せない人は原因は大きい小さい問わずいると思うけれど、ほんとうにどうしたらいいんだろう。抜け出すには道徳的なところからはずれないといけないのだろうか。

菅田将暉は相変わらず演技がうまい。ほんとにどんな役でもできてしまうなと思う。最近、池脇千鶴を見ないなと思ったけれど結構仕事はしているみたいで今回は大分濡れ場があり生々しい女を感じさせられた。ジョゼの頃に彼女の存在を知ったけれど、いつも体当たりでリアルな自分のまわりにもいそうな女性像の役はハマり役だなと思う。

タイトルにある『そこのみにて光輝く』はずっとどういうことなんだろうと考えながらみていたけれどちゃんと理解できた気がした。

副題に(愛を捨てた男と、愛を諦めた女。函館の一瞬の夏を舞台に、二つの魂が邂逅する。)、邂逅という言葉が使われていて、この言葉の意味がわからなくて調べてみた。人との出会いってほんとにこれだなと実感できるいい言葉だった。言葉の響きもいいし。

かいこう邂逅
思いがけなく会うこと。めぐりあい。
評価:

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